「ええかげんにせえ!警察・検察・裁判所」連続シンポジウム Ⅲ

連帯労組関生支部などがつくる反弾圧ネットワーク実行委員会では、5月19日(月)18時30分~エルおおさか南館5階ホールにおいて、ええかげんにせえ!警察・検察・裁判所 連続シンポジウムⅢを開催。
今回のシンポジウムのテーマは「逮捕されたものはどう闘うか!逮捕された人をどう支えるか!G8を前に強まる弾圧に抗して」。7月に迫ったG8サミットを前に、治安管理・監視が非常に強化されている日本において逮捕されたときにどうしたらよいのか、また、「人質司法」と呼ばれる日本の現在の裁判状況と課題などを弁護士が講演。さらに、被弾圧者のパネルディスカッションも行われ、被疑者ノートの活用などにも触れた。
発刊にあたって
私たちは、昨年7月の「ええかげんにせえ!警察・検察・裁判所」関西集会を契機に、公安化する日本の治安管理強化の実態を明らかにし、反撃のためのネットワークを作り上げていくために、連続シンポジウムを企画しました。
昨年10月、第1回「狙われている労働組合」、今年2月、第2回「分断・差別をあおり、くりかえされてきた弾圧に団結と反撃を!」そして、この5月に第3回「逮捕された者はどう闘うか!逮捕された人をどう支えるか!G8を前に強まる弾圧に抗して」が開催されました。
7月の北海道洞爺湖G8サミット(及び事前の大臣級会談)に対し、日本・世界の民衆による抗議行動や問題提起の取組が続いています。「先進資本主義国」の共同の枠組みこそが、多国籍企業主導のグローバリゼーション・市場原理主義をより一層進め、構造化された貧困や地球環境破壊を生んでいます。まさに元凶としてのサミットが、あたかも世界の貧困と自然破壊をくい止めるために努力しているという詐術(さじゆつ)・イカサマ・政治劇に対し、「もう一つの世界」をめざす者たちが、怒りを込めてサミットを指弾するのは当然とことと言えます。
そして、この時期に深部で繋がっているかの様に、貧困と差別が構造化され、権力による暴力支配が貫徹されている釜ケ崎において、労働者弾圧を契機に、連日の抗議行動が続いています。その中で、私たちの同志であり、第2回シンポジウムで発言者をつとめていただいた稲垣浩・釜ケ崎地域合同労働組合執行委員長が不当逮捕されています。
私たちは、関西の地で弾圧・抑圧されている各労働組合・団体・個人が一堂に結集し、反弾圧、戦争国家体制に反対するネットワーク作りを全国に発信しました。団結して反撃していこう!
同時に、労働者を「自己責任」や「選択の自由」の名でバラバラにし団結を破壊するもの、格差や貧困や差別を生み続けるものに向けて、行動しよう!
私たちは、国家権力の多様な攻勢に屈し、情勢負けするヤワな団体・個人ではありません。闘いを通してネットワークを広げていこう!
今回シンポジウムの内容は、多くの仲間にとってすでに織り込み済みの心得であるかもしれません。しかし、今一度、初心にかえって確認ください。また、新たに戦列に参加される方々は、是非とも、このパンフレットを活用されんことを訴えます。
反弾圧ネットワーク実行委員会 |