1.住民投票による明確な民意で基地拡張に反対
岩国市は、米海軍航空基地があり、日米地位協定にもとづき米軍再編がすすめられ、厚木基地から航空母艦艦載機部隊(スーパーホーネット等59機)と普天間基地からKC-130空中給油機(12機)が岩国へ移駐する計画が持ち上がった。
これを受け入れると航空機が一気に2倍(120機)、人員が1万人(4,000人増)になるため、今でさえ米軍基地による負担が市民に強いられているのにこれ以上の負担を求める政府の計画に市民上げて反対の声があがった。
今以上の基地強化は容認できないとして、移設反対の住民投票が2006年3月に行われ投票率58.68%、内89%が受入れ反対となった。同年4月の市長選挙でも移転反対を掲げた井原市長が再選された。