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映画 「フツーの仕事がしたい」 ご案内
  




   「フツーの仕事がしたい」・・・状況の差こそあれ、心の中でつぶやいたことのある人は多いだろう。本作は、数値的にみれば明らかに「フツー」ではない労働環境に身をおく主人公が、労働組合の力を借りて、「フツーの仕事」を獲得する過程を描くドキュメンタリーである。この主人公の労働状況は特別ひどいケースでありながらも、どこを切っても、いまの社会を生きる自分につながっていると思わせる。彼の口から「この業界では、フツーだと思っていた。」「(運転は)好きなことだから仕方がない・・。」というような言葉が飛び出すとき、観る者は彼の問題をぐっと身近に感じるはずである。
もし、あなたが毎日の暮らしに追われ、自分の労働環境について立ち止まり考えたこともなかったら・・・。この映画体験は、おそらく自分がより良い状態で働き生きるための大きなヒントになるかもしれない。
(映画チラシより)




堀田泰寛(撮影監督)
こんなドキュメンタリーは見た事がない。これは、ドキュメンタリーが持つ表現力を確実に示した映画だ。キャメラは武器である。という事を想った。そして、何故か親鸞の歎異抄を伝承した唯円の心を想った。

中川敬(ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン)
 ケン・ローチやマイケル・ムーアの諸作同様、これぞ記録映画の迫真ではないか!

●本田孝義(映画監督)
この映画は、人を虫けらのように扱う現代ニッポンを生き抜くための「ケンカの作法」を教えてくれる。

土屋豊(映画監督)
被写体への共感から、共闘へと発展したこの映画が、観客と何を共にできるか?醍醐味は、まさにそこにある。

迫川尚子(写真家/ベルク副店長)
ドキュメンタリーなのでこういう言い方は不謹慎かもしれないが、役者もそろっている。つまり、まず何より映画として面白かった。

木下武男(昭和女子大大学教授)
今の時代、「フツーの仕事がしたい」と誰もが想っているだろう。しかし、どう正せばよいのかわからない。その道筋を、この映画は感動的に、しかも理論的に示している。働く者たちが、過酷な時代を突破するために必見の映画である。

映画「フツーの仕事がしたい」予告編

 

あらすじ
皆倉信和さん(36歳)は、根っからの車好き。
高校卒業後、運送関係の仕事ばかりを転々とし、
現在はセメント輸送運転手として働いている。
しかし、月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、
心体ともにボロボロな状態。 「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。
生活に限界を感じた皆倉さんは、藁にもすがる思いで、
ユニオン(労働組合)の扉を叩く。
ところが彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。
生き残るための闘いが、否が応でも始まった。

撮影・編集・監督・ナレーション:土屋トカチ
取材協力:全日本建設運輸連帯労働組合

第七藝術劇場 上映予定 2009.1.24~

 

2008年/日本/DV/70分/カラー
連帯ユニオン議員ネット