
2月23日、生コン会館において、13春闘を目前に控え、近畿地本・3支部合同幹部学校が開催された。
第一部は、関生支部の武委員長を講師に「2013春闘情勢・方針について」と題する講演が行われた。
情勢は好機確信持とう
武委員長は冒頭、熊沢誠氏の著書で関生支部が取り上げられていることに触れ、自分たちの運動に自信と誇りを持つべきだと述べ。
春闘については、多くの労働組合が「情勢負け」していると批判。本来、支配層が危機的状況にあるということは、われわれにとってはチャンスだということ。階級的に情勢を分析し、労働組合が先頭に立って専業の生コン経営者を鼓舞(こぶ)し、値戻しの行動を起こすべきであると語った。
第二部は、農業ジャーナリストの大野和興氏を講師に迎え「TPPは労働者にどのように影響するか」と題する講演が行われた。
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大野和興氏 |
国民苦しむTPPに反対
主に農業問題として批判されがちなTPPだが、日米支配層の真の狙いは日本の労働基本権や国民皆保険制度を、利潤追求する上での「非関税障壁」として問題視し、これらを解体すること。労働者にとっても直接的に影響する問題であることが強調された。
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