未だ終わらない沖縄戦
終戦67年目の調査から
 講師 當山 冨士子さん
「沖縄戦・精神保健研究会」代表
(元沖縄県立看護大教授)
沖縄戦体験者のトラウマについての調査結果が今年6月に公表されました。それは、沖縄戦を体験した高齢者の4割が深刻な心の傷を抱え、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したり今後発症する可能性があるというもの。戦争の記憶とともに、生活と隣り合わせにある米軍基地の存在も体験者を苛んでいることが明らかになりました。学習会は調査にあたった當山 冨士子さんを沖縄から迎えて行われました
終戦しても心の傷は癒えない
 |
沖縄戦体験者のトラウマについての調査結果が今年6月に公表。約4割の人が深刻な心の傷を抱え、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したり、今後発症する可能性があることが分かりました。戦後68年経っても高齢者の生活を脅かしていることが浮き彫りになりました。 |
パワーポイントで説明 |
周りの人に求められるサポートとして「話を聞く・聞き出すのではなく受け止める」「被害者を一人にさせない」「寄り添う・自分を案じている人が身近にいると感じさせる」などの心のケアが大切です。
私たちは、沖縄だけの問題とではなく、本土にも関係しているということを理解・認識する必要があります。そして、二度と戦争はしてはいけないことを広報していく必要があります。
参考
沖縄戦・心の痛み 67年目の沖縄から考える
NHK ETV特集
沖縄戦 心の傷 ~戦後67年 初の大規模調査~ 注有料(試聴アリ)
沖縄県立看護大学紀要第14号(2013年3月)
|