
2月18日、アソシエ会館で関西友愛会(KU会)勉強会が開催され、同会会員を始め、生コン関連団体や関生支部など90名が参加した。 |
今こそ原点に戻るとき・人に投資する意識を
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勉強会では、始めに大阪府建団連・北浦年一会長が講演。北浦会長は「『建設産業はもうあかん』と言う人がいるが、この産業ほど素晴らしいものはない。私は二十歳の頃からこの道一筋に歩んできて、そう実感している。 |
建設業界の現状を語る北浦年一氏 |
しかし、橋本政権以降、公共投資は年々減少。それに伴って、建設現場で働く人々の賃金は減り、働く人の数も減り続けた。今になって『職人がおらん』と言って焦っているが、足りないのは当たり前。ものづくりの基礎は人づくりだ。私は以前から『工事は自社で職人を抱えている業者に発注すべき』と言い続けているが、発注者はいまだに低価格で請け負う業者にばかり発注している。是非、『人を育てる』という原点に戻ってほしい」と思いを語った。
メーカーの拡販政策で生コン業界が混乱
続いて、関生支部・武建一委員長が講演。武委員長は「セメントメーカー(メーカー)が今、実行しようとしていることはセメント値上げ。そのためには生コン業界を安定させなければならい。しかし、メーカーは正反対の政策を行っている。
大阪ではメーカーの拡販政策によって生コン業界が混乱を極めている。この状態から脱却し、広域協組を再建するには、
①人事の刷新、
②生コン値下げの中止、
③労組との信頼回復、
④約束履行、
⑤闘う姿勢の堅持、
⑥『生コン60年史』に学ぶことが必要だ」と提起した。 |