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7月27日、日韓交流事業実行委員会が主催する「セウォル号惨事から何を学ぶのか~韓国民衆の真相究明運動に連帯して~」がエルおおさかで開催された。 |
報告するキムウンジンさん |
今年4月に日本でも報道された韓国船「セウォル号」沈没事故問題により、韓国社会は今も揺れ動いている。
事故被害者家族の怒りはおさまっていない。日本のJR尼崎事故同様、韓国でも国民は新自由主義のもたらす規制緩和で犠牲を受け続けている。日本では事故の責任や原因の追及が時間が経つにつれて弱まっていくが、韓国では違う。国内全体の問題として現在もなお家族を中心とした責任追及闘争が全国各地で広がっている。
そして、国民はパククネ大統領に物申している。被害者の声を聞こうとせず問題を隠そうとする現政権に対して直接行動を継続。この姿勢を私たちも学ばなくてはならない。今回の事故で家族たちは声明を出している。第1に被害者の声を聞き真相究明すること、第2に直接的間接的な原因追求と被害者家族への様々な支援、第3に調査責任者の住所等を明らかにし、時期、内容、方法を明らかにすること、第4に全ての情報を公開すること、第5に政府主導ではなく独立機関(家族も含む)で調査することなど8項目を政府に訴えている。
韓国の民衆に学び
政府の横暴と闘う
このように家族たちが安心して暮らせる国づくりを目指して闘っているということが、訪日されたキムウンジンさん(韓国進歩連帯教育委員長)から報告された。韓国における新自由主義との闘いを学習し、私たちも国をつくるという観点で運動をしなくてはならない。
最後に、8月14日から訪韓団を組み現地を視察することが確認された。
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