
反治安法学習会
10月14日、永嶋靖久弁護士による治安法学習会「この国会で何が起こったか」がエルおおさかで行われた。
今国会で成立、あるいはされる危険性のあった法律は、安保関連法案だけではなかった。今回の学習会は、現在、成立している法律を整理し、問題点を検討するため、共謀罪に反対する市民連絡会・関西が主催した。
2015年通常国会で何が行われたのか。それは、「岩盤規制の破壊」と「戦争準備」そして「治安管理」である。世界で一番ビジネスのしやすい国をつくるためという名の下、今国会で岩盤規制改革3法案があげられた。「農協法改正案」「労働基準法改正案」「特区法改正案」であり、「労基法改正案」は成立しなかったが継続審議となり、派遣法は改悪された。
岩盤とは、堅い日本の規制の事を指す。安倍政権が押し進めている「岩盤規制の破壊」の対象が雇用・医療・教育と農業の制度である。
また、治安管理についても「個人情報保護法」「マイナンバー法改正」の成立、「刑訴法一部改正」など次々と進められている。その中で、弾圧の様相も変わってきており、動員警察官の人数は増え、逮捕者が拡大している。私たちが、安倍政権の目論みを見極め、それを阻止しなければ未来がないと感じさせられた学習会であった。
YouTube 2015年10月14日
治安法学習会「この国会で何が起こったか」講師:永嶋靖久弁護士
当日配布のレジュメ・資料へのリンクもあります。 |