訪韓し韓国の仲間を激励
日韓平和連帯訪韓団は、8月9日から13日までの5日間、訪韓した。今回の訪韓団は2名の代表参加(全日建関生・全港湾大阪)だったが、来年の光復節80周年集会に向けた打合せも含めた訪韓に取り組んだ。
争議の早期解決へと韓国国会議員が訪日
8月9日は、韓国で日本資本と闘う闘志たちの現場、日東オプティカル平澤(ピョンテック)工場前座り込み現場へ向かった。おおさかユニオンネットワークで作ったオプティカルハイテック支会への檄布も持参して現場を訪れた。
チェ・ヒョンファン支会長は元気に出迎えてくれて「分会員が削られてきているが、解決するまで体を張って闘う」と決意を述べた。この姿勢を日本の労働運動にも共有させていかなくてはならないと感じさせられた。
韓国も日本と同様に猛暑のなかではあるが、座込テントで今後の闘争計画や懇談会を行った。
このオプティカル争議では、韓国の国会議員らがこの問題に対し、訪日し、日本首相官邸や日東電工本社(東京)に訪問し要請したが、日本政府や日東電工側は要請を拒否した。しかし、議員団はこれに懲りず韓国に帰り、次なる作戦は「外国資本による食い逃げ防止法」を制定しようと動きだした。現場闘争と政治の場から国会議員が資本家を追い詰めるこの国の闘い方を日本も学ぶべきである。
そして、工場の退勤時間に合わせ、退勤宣伝活動も共に展開した。私たちも日本資本の工場内で働く日本人労働者に聞こえるようにアピールした。
尹政権を退陣に向け韓国全土から結集!
韓国では、尹政権による安倍元首相の「歴史否定論」など、日本の右傾化論理を受け入れた政権が、7月27日に韓国政府が日本の佐渡鉱山(佐渡島の金山)のユネスコ世界文化遺産の登録に賛成したところに参加している。また、尹政権が日本の右傾化の中心論理である「植民地支配合法化」に同調する道に深く入り込んでいるなどと韓国では報道されている。
そのようななか、8月10日、ソウル市庁近所の崇礼門近隣で開催された「尹錫悦政権退陣が韓半島の平和、不平等社会の解消だ」労組法2条・3条、放送4法を直ちに公布! 政権危機脱出用韓半島戦争策動ユン・ソンニョル政権退陣!8・15全国労働者大会に参加した。
この集会に全国各地から米軍基地撤去の声をあげてきた平和を求めるデモ隊も参加し、会場では、統一ビビンバが振る舞われた。
また、尹政権の韓国社会のなか、続々と労働組合が立ち上がってきている民主労総の宅配労組が前段集会を開催した。そして、本集会では、民主労総各産別が結集し、昨年と比べても大規模な集会になった。
集会デモ後は、進歩連帯他9団体の集まる場で、日韓平和連帯と韓国全土から結集する韓統連の仲間と合流し、大規模な交流会が開催された。
来年、光復節80周年を迎え、大規模に開催される平和統一集会に東アジアの平和を求める私たちとしては、多数の訪韓団を構成していきたいと訴え、今回の日韓平和連帯訪韓団を終えた。
※光復節【こうふくせつ】
朝鮮が日本の植民地支配から解放された1945年8月15日を記念する祝日。〈「光復」は「光りを取り戻す」という意味を持ち、韓国が再び自由と独立を取り戻したことを象徴しています。韓国の国民にとって深い意味を持つ言葉であり、この言葉を通して、韓国の人々は歴史を学び、国家としてのアイデンティティを再確認し、未来への希望を繋いでいます。
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