労働者への権利侵害を許さない!
4月26日、おおさかユニオンネットワークが主催する春の総行動の第二弾が実施され、ユニオンネット加盟各労組から約60名が結集しました。
春の総行動は、おおさかユニオンネットワーク加盟労組で焦点になっている争議職場に、加盟各労組が協力して要請活動や抗議行動を行う取り組みです。今年は、焦点となる職場が多く日程を二日に分け、3月に続いて第二弾が実施されました。
有名な大企業でも労働者の権利軽視
一つ目の職場は、なかまユニオンが解雇撤回を闘うN-GENMA。当該のAさんが労災申請をした直後に解雇が通告されており、労災申請を嫌悪した不当解雇です。さらにN-GENMAは団交を拒否しています。N-GENMAは団交に応じよ!不当解雇を撤回せよ。
二つ目の職場は、北大阪ユニオンがパワハラと雇止めに対して闘うD工業本社工場Yさんは、23年の6月頃から上司にパワハラを受けてきました。そして、ハラスメント相談窓口に相談していたYさんを、12月になり24年2月で雇止めにすると通告しました。このパワハラについて、障がいをもつYさんに対する「障がい者虐待事案」として大阪府労働局が立ち入り調査を行い、行政指導が下されました。世界的な有名企業であるD工業がこのようなパワハラ、虐待を行っていることに驚愕です。D工業は被害者に真摯に謝罪せよ。
組合つぶし目的の会社整理を糾弾!
三つ目の職場はN電工本社です。N電工の100%子会社である韓国オプティカルハイテックの工場閉鎖に対して、航空籠城で闘う韓国の労働者に連帯する行動です。航空籠城するウサギのオブジェなど工夫を凝らしたアピールが行われました。
四つ目の職場は、港合同のS一金属です。S一金属の民事再生に伴い、新たなオーナーとなるN電機鉄工が、一旦全員解雇し子会社に再雇用するが、支部執行部4名については再雇用しない、という組合潰しを行ってきました。抗議の宣伝活動が淀屋橋近辺で行われました。那須電機鉄工は不当な選別解雇をやめろ。
不当労働行為企業居直るな恥を知れ
五つ目の職場は、ゼネラル支部のKパートナーズです。Kパートナーズは社会保険労務士法人ですが、大阪府労働委員会は「法人の一連の行為は、組合の軽視および活動を阻害するものであるといえる」として、不当労働行為を認定しました。労働や社会保険に関わる専門家法人が不当労働行為を行うとは、恥を知るべきです。
最後の職場は、天六ユニオンのN建設です。Tさんは、M所長からパワハラ・セクハラを繰り返し受け、心身の不調が発生しました。天六ユニオンはM所長に対する厳正な処分とTさんへの補償を求めました。
総行動に参加すると、いかに不当労働行為が横行しているのかが分かります。労働組合をもっと広げて、労働者の権利意識を向上していくこと、労働者の団結が権利侵害を許さない抑止効果を生むことが必要です。組織しましょう。
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