大阪 5月1日、労働者の祭典『メーデー』が関西各地で開催された。大阪では、中之島公園剣先ひろばで第95回中之島メーデーが開催された。「戦争やめろ!物価高を上回る賃上げを!」をメインテーマに、地域の闘う労働組合の仲間400人が結集した。
冒頭、実行委員長である全港湾大阪支部・小林委員長が挨拶。「本メーデーに参加している労働組合を中心に『労働組合の大弾圧を許さない実行委員会』を形成しているが、いまだに権力弾圧をわがこととして受け止めている労働組合は少ない。労働三権が奪われようとしているにもかかわらず、危機感が薄いのが実態であり、一刻も早くこれを変えていかなければならない。労働組合の枠を越え、団結・連帯し、抗議行動・デモ・ストライキなどあらゆる行動を展開して労働者の底力を資本・権力に見せつけよう」と呼びかけた。
続いて、しないさせない戦争協力関西ネットワークの坂田共同代表がイスラエルによるパレスチナ人民虐殺に抗議し、「労働者の国際的な包囲網をつくり、蛮行をやめさせよう」と訴えた。さらに、大阪労働者弁護団の平方代表幹事は正規労働者と非正規労働者の賃金格差問題、「不更新条項」の問題、さらに、改憲のなかで自民党が狙う「非常事態条項」制定について触れ、「人々の人権を制限する動きに反対し、ともに声を上げよう」と発言した。
このあと集会は闘いの現場で歌い続ける川口真由美さんの歌・演奏へ。力強い歌声に参加者は聞き入った。
争議団の闘う仲間が力強く決意表明する
争議団アピールでは、なかまユニオン、関西合同労組、大阪全労協、全港湾、連帯労組から争議を闘う組合員がステージに上がり決意を表明。連帯労組からは、Kパートナーズ分会(ゼネラル支部)とO資材分会(関生支部)がマイクを握った。
Kパートナーズ分会は、職場でのハラスメントおよび退職強要攻撃と闘っていること、さらに府労委では不当労働行為の認定を勝ち取ったことを報告し、「勝つまで闘い続ける」と意気込みを語った。
O資材分会は大阪広域協組による関生支部排除攻撃の一環として会社から組合脱退を迫られ、それを拒否すると自宅待機を命じられながらも闘っている様子を報告。「組合(関生支部)出身者がオーナーを務める会社のやることかと目を疑うような屈辱を受けているが、決して屈しない。最後まで粘り強く闘う」と力強く発言。参加者から大きな拍手が送られた。
希望はここにある! 日本社会を変えよう
最後に、大阪全労協・南議長が「希望は今まさにここにある。私たちの闘いこそが閉塞した日本社会を変える原動力だ。ともに闘おう」と呼びかけ、全員で団結ガンバローを行い、集会を締めくくった。
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