6月9日、靱公園で『とめよう!原発依存社会への暴走大集会~地震も事故もまったなし~』が『老朽原発うごかすな!実行委員会』の主催で開催された。関西一円はもとより全国各地の原発立地地元から、そして海外から放射能汚染水海洋放棄反対の仲間が駆け付け1400人が集まりました。
40年超え老朽原発 再稼働中止を求め
主催者挨拶を行った原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演さんは、今週能登半島珠洲地域を震源とする震度5強の地震が発生し、余震が収まっていないことを明らかにした。地震以外にも大雨による土砂崩れ、干ばつなど地球規模の自然災害が頻発している。
私たちは、稼働から40年を超える老朽原発の安全性を問い直し、再稼働中止を求めた地裁判決では何れも再稼働反対の主張を退ける判決だった。私たちは、この不当判決をはね返し闘いを継続しようと訴えた。
次に老朽原発をうごかすな!実行委員会の木原壯林さんは、能登半島地震で志賀原発が停止していたので福島第1原発のような大事故は無かったが、原発敷地内は予備電源が一部破損したため稼働できる状態ではなかった。福井県では、美浜・大井・高浜で老朽原発が稼働している。これら老朽原発を止めさせなければ事故の危険性は大きくなるばかりだと岸田政権の原発稼働推進を批判した。
続いて各地方からの訴えがあった。
最初に、志賀原発を廃炉に!・原告団団長の北野進さんから「能登半島地震が教えること」の報告があり、能登は幾度となく地震が発生しており、元日の地震はこれまでのなかで、最大規模で、能登半島の住民被害も重大で、普通の生活に戻るまで時間が掛かると報告があった。
「老朽原発うごかすな!」では、オール福井反原発連絡会と東海第二原発首都圏支援連絡会がアピールした。
老朽原発裁判では、老朽原発差し止め裁判の進捗状況を報告。裁判だけでなく世論を盛り上げる取り組みを各地で展開することを確認した。
集会の途中で「止めよう!原発依存への暴走」のポデッカー掲げて集会参加者全員でアピールアクションを行った。
韓国からも駆け付け脱原発社会への実現を
韓国からも「核汚染水ストップ世界市民行進」の代表団が参加し、脱原発社会の実現を訴えた。労働組合の代表もアピールし、大阪平和人権センター・大阪労連・おおさかユニオンネットワーク代表者から反核運動を強化しようと訴えた。
最後に「集会宣言」を読み上げ拍手で確認し、デモ行進に出発。1400人の参加者は雨のぱらつくなか、本町から難波湊町の公園まで「あとからあとから続いてくる、あの可愛い者たちのために、未来を受け継ぐ者たちのために」と訴えると同時に市民に脱原発社会の実現を訴えた。
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