2025年新春旗びらき

産業別労働運動を作りあげよう

2025年1月13日、連帯ユニオン近畿地方本部・4支部合同2025年新春旗びらきが大阪市内で開催、共闘・支援の方々や組合員を含め100余名が参加した。

近畿地本西山書記長の司会で開会。主催者を代表して、関生支部・湯川裕司委員長は、今年は、弾圧事件の裁判4件の判決が出る予定であり全て無罪を勝ち取るとの決意を表明した。
世界情勢に触れ、韓国では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が「非常戒厳」を宣言したが、民衆の力によって粉砕した。そして、現職の大統領を初めて逮捕・拘束するという事態を引き起こした。尹政権は、韓国民主労総・建設労組の仲間を「建暴」(建設暴力)と称し大勢を逮捕したことから1万人を超える脱退者が出ているが闘いを継続している。私たちは、韓国の運動に学ぶことが求められている。
一方、日本でも自民党が「裏金」問題で自滅し、昨年の衆議院選挙で与党が過半数割れとなり、自公政権が揺らいでいる。
関生支部は、法に基づいて運動をしている。労働組合活動は、民事・刑事が免責されているのに、事件になるのか。また、中労委でも刑事事件の裁判を見て判断するという、本来の労働委員会の責務を果たしていない。これは、労働組合の力が低下していることが要因である。
労働者には、産別労組が必要不可欠であり、産別労組が主流にならない限り労働条件の向上も安定した雇用も得ることはできない。産業別労働運動を作り上げていくためには、この弾圧を乗り越えなくてはならない。この1年も闘っていくと挨拶した。

各団体・政党からの来賓挨拶を受ける

次に、中央本部菊地委員長は、京都事件・加茂生コン事件署名の協力に感謝を述べ、引き続きの協力を要請。そして、「昨年の衆議院選挙での与党過半数割れを勝ち取ったように4月の参議院選挙は我々が推薦する議員を一人でも多く国会に送り出そう」と挨拶した。
続いて、反弾圧実行委員会代表でもある全港湾大阪支部小林勝彦委員長は、「阪神淡路大震災から30年。2011年には東日本大震災。その東日本大震災時に一番の被害要因が原発であった。そして昨日、天皇が震災被害者の追悼式典で、原発は完全に廃炉にすべきであると何故言えないのか。我々労働組合は、今まで以上に労働三権を堅持して闘おう」と挨拶。
続いて、参加した国会議員のれいわ新選組大石あきこさんから「国会議員でもあり、関西ゼネラル支部の組合員。皆さんと共に歩んで行き、関生支部の闘いを必ず勝利させる」、社民党大椿ゆうこ参議院議員から「厚生労働委員会に所属しているので、関生弾圧を簡単に要約して質問できないかと考えている。労働基本権が守られていない状況のなかで、不当弾圧を厚労省として認めていいのかと問いたい」と挨拶を受けた。
南大阪平和連帯会議事務局長である港合同・中村委員長は、「不当弾圧には、絶対勝利するとの思いを込めて乾杯をします」と述べ乾杯の音頭をとった。
乾杯後に、2部の懇親会へと続き、恒例のお楽しみ抽選会では、沢山の賞品が用意され番号が読み上げられるたびに歓声が会場に響き渡り、当選した参加者は賞品を手に記念撮影を行った。 中締めは、近畿地区トラック支部・広瀬委員長の挨拶で閉会となった。




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