
原発も核燃もいらん!戦争いやや!17関西集会
原発推進政策の行く末は?
11月11日、エル大阪で「原発も核燃もいらん!戦争いやや!17関西集会」が行われました。集会の前段で、映画「奪われた村」が上映され 中嶌哲演さんがもんじゅ・大飯原発についてアピール。その後、元京都大原子炉実験所助教の小出裕章さんが講演されました。

小出裕章さんが、「原発と戦争を推し進める愚かな国・日本」をテーマに講演されました。初めに、福島第一原子力発電所は、今どうなっているか?フクシマの苦闘は敷地内でも敷地外でも続いています。福島原発では、放射能汚染水が漏れている状態で果てしない放射能の封じ込め作業と労働者の被曝が今もなお続き、100年後も事故は収束できないだろうと言われています。
今回の事故による汚染区域(4万ベクレル※1を越える区域)は、福島の東半分を中心にして、宮城県の南部、北部、さらに、栃木県、群馬県の北半分、千葉県、岩手県、新潟県、埼玉県、東京都の一部が汚染を受けています。日本では、人は1ミリシーベルト※2以上の被曝をしてはいけないし、させてはならないと法律で定められていますが、現在、国はどのように認識しているのかが問題です。

米国の言うがままの政策で核を保有し武器に変える
そして国が、原子力を進める本当の理由として外務省幹部の談話で「個人としての見解だが、日本の外交力の裏付けとして、核武装の選択の可能性を捨ててしまわない方がいい。保有量は持つが、当面政策として『持たない』というカタチで行く。そのためにも、プルトニウムの蓄積と、ミサイルに転用できるロケット技術は開発しておかなければならない」(朝日新聞、1992年11月29日)と核を武器に変える考えをもっていることがわかりました。
本来なら、日本は、朝鮮戦争の終結のために誰よりも責任を果たさなければならない国。いつまでも米国の言いなりになる安倍政権を許してはいけないことを確認しました。
※1:ベクレル(Bq) 放射性物質が放射線を出す能力(放射線の強さ)を表す単位 ※2:シーベルト(Sv) 放射線を受けたときの人体への影響を表す単位 |

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